◆男友人案1 アタマは悪いが人は良い。そんな感じの兄貴系。ウホッっとかアッー要素はない。 主人公とは同い年だが、高校時代からの兄貴役でツッコミ係。 ぬぼへーっとしてて、ともすればいいように使われ放題な主人公の保護者にして歯止め役。 だけどそんな自覚はない。 彼個人は面倒見の良い兄貴と認識されることも嫌い、飽くまで主人公とは対等に接する。 むしろ人に使われる『お人好し』な主人公を尊敬している面すらあるが、 限度があるだろ、と主人公に代わって断りを入れたり、代行したり。 ケンカは強いが、自制は利く。 本来なら主人公と一緒の大学に入れるほどの成績もないんだけど、一生懸命勉強しました。 健気だね。 ツッコミ担当ではあるけれど、頭が悪いのでそのままツッコミ→ボケに転化することも多々。 「だからお前は! もうちょっと考えて引き受けろよ!  ……いや、待てよ? 考えた上で引き受けたのか?  そうだよな、俺は【主人公】を軽視していた。【主人公】なら拳銃一丁でテロリスト数十人を相手にして生き残れるもんな。  これくらい容易い頼まれごとか……」 「【親友】ー。俺はジョン・マクレーンかなんかか?」 好きな食べ物はカルボナーラ。 コンビニでガルボを見つけたとき、チョコだと知らずに買って愕然とした。そのくらいバカ。 貸し借りを作るのが大好きだが、貸しは返して貰おうと思ってないし、借りは倍にして返す。 結局コイツもお人好し。 恋愛相談? 無理。 主人公がバイトを始めてから、 「俺が見てないと危なっかしいからな」とか「売り上げに貢献してやる」とか理由をつけて通いつめるようになった。 ホントは主人公がバイト始めて一緒にいられる時間が減ったから寂しいの。でもやっぱりホモ要素はない。 ◆男友人案2 放浪い人。主人公の高校時代からの友。 口癖は「○○を求めて、放浪っている」 その口癖に違わずどこにでも現れるし、どこにでも行く。 状況把握能力に長け、どんなにややこしい現場に直面しても 「ふむ。○○ということか。大変だな」 といった具合で即座に現状整理してくれる解説さん。 ただし解説してくれるだけで打開はしてくれないので厄介だ。 そもそも助けを求める頃にはまたどこかに放浪ってしまっているので使い物にならない。 「ここにも俺の求めるモノはなかったようだ。さらば」 しかし困難ではなく、危機に瀕しているときは流石に助けてくれる。 主人公の真の意味での理解者でもあり、友である主人公が行き詰ったときなどは、 主人公が自身でも気付いていない本心を言い当てたり、または代弁したりもする。 フラフラしているが、いや、フラフラしているからこそ見る目があるのだ。 最近は愛を求めて放浪うことが多いらしい。 実は主人公の妹にラヴ。